=======================================
2013年7月18日 工事開始
2013年7月22日 地業(じぎょう) 基礎のコンクリートを打つ前に、地盤面をより強固にするために地業を行う。 地業=建築物の基礎を支えるために、土、地盤等を強固にする工事。出来上がれば見えない部分ではあるが、建物の根幹に関わる重要な工事である。 地盤が丈夫でそれ自体で建造物を支えることができる場合には、地盤面を極力平らにした後、割りぐり石や砂利などを並べてランマー(転圧機=エンジンを利用しての上下動の衝撃によって地盤を締め
固める手持ちの機械)で突き固(締固)める(割りぐり地業)。 |
||
|
||
施工後、砕石の厚みが規定通りあるか確認
ランマ―(転圧機) |
||
|
||
防湿シートを敷く 防湿フィルムを敷き、地面からの水蒸気の発生を防ぎ、床下環境の乾燥状態を確保する。 防湿シート=水蒸気を通さない厚さ0.1o以上のポリエチレンや アルミ圧着フィルムなどで、壁内への水蒸気流入を防いで壁内結露を防止する。フィルムの継ぎ目は下地のある場所で10cm以上重ね、更に上から面状の部材で固定し、フィルムの重ね幅が適切に施工されていることを確認する。 7月24日 配筋(シングル配筋) 配筋=鉄筋を型枠内、立ち上がり部分にまわすこと。 同じ配筋ピッチで鉄筋径も同じだとすると当然シングル配筋よりダブル配筋の方が頑丈になる。 シングル配筋かダブル配筋かは地盤調査の結果による。 耐力上、特に重要となる主筋ほか、腹筋、あばら筋など、それぞれの鉄筋が、規定の径のものが施工されていることを確認する。 主筋とは、鉄筋コンクリート造の建築物において、主に曲げ応力に抗する鉄筋をいう。それにたいして、スラブなどで主筋に直行する鉄筋を配力筋と呼ぶ。 柱や梁(はり)において主筋がバラバラになったり、剪(せん)断力に抗するために、主筋に肋筋を巻く。 剪断力とは、外力を受けて部材が圧縮されたり、折り曲げられようとする時に、部材の両側に逆方向にずれて(部材をひし形に変形させて)抵抗しようとする力が働くことをいう。 主筋の太さや本数は、構造計算による。 鉄筋の間隔によっても、基礎の強度は大きく異なる。ベース、立ち上がりの各鉄筋の間隔が、高耐震基礎の基準通りか確認する。
|
||
ハッカー 鉄筋同士はハッカーという道具(先端が鍵状になっていてくるくる回るだけ)とU字の結束線で繋いでいく。こういった道具を使うと、シンプルな方法で素早く作業できる。 地震時に力が集中しやすい角部分を補強するコーナーベース。 ポリドーナツ 鉄筋の周りに円形の物。鉄筋から基礎コンクリートの外側までの間隔を測るためのアイテム 最もポピュラーなプラスチックスペーサーで、さびが出す打放し工事に適している。ワンタッチで鉄筋にセットでき、商品質で強度が安定しているから、正確なかぶり厚がとれる。 かぶり厚=鉄筋コンクリートは鉄筋とコンクリートが十分に付着することによって鉄筋がコンクリートから抜け出てしまうのを防いでいるけど、鉄筋が基礎表面ぎりぎりのところで、配筋されてしまうと、コンクリートから鉄筋が抜け出そうとする力がかかったときに、表面にヒビがはいってしまう… コンクリートはアルカリ性だから、鉄筋をサビから守ることが出来るが、コンクリートも表面から少しづつ中性に傾いていくから、鉄筋がコンクリート表面に近いとサビから守れなくなる。また、火災などで、コンクリートは鉄筋の高熱による強度低下を食い止めるけど、そのためには十分 なかぶり厚さが必要となる。 スペーサー 鉄筋コンクリートを打設する際、鉄筋が動かないように所定の位置へ固定させるとともに、必要なかぶりを保つために用いる材料。 プラスチック製は安価であり、軽くて錆びず丈夫であって使い勝手がよいことから、建築工事では多く使用される。スペーサーは鉄筋コンクリート内に埋没して構造物の一部となる。 突起部分はベースのコンクリートの厚さ目安。地面(捨てコンクリート)から22cm。これがコンクリートで覆われればよい。 鉄筋と地盤面との距離が確保されていることを確認し、規定通りの厚さでベースコンクリートを打設する。 7月24日 水道・トイレ・バス・洗面所の配管 水道管等を基礎に埋め込むと取替えがしづらく、メンテナンス性が悪くなるため、「さや管」を施工し、その中に水道管を通すことで、その問題を解消する。 台所は配管 奥;給水用配管 手前;床暖房用配管 ホールダン金具 地震時や台風時に柱や梁から抜けるのを防ぐために、必要不可欠な金物。 13年7月25日 現場監督による検査 基礎の鉄筋組みが完了しました。ここから、いよいよ、コンクリート打設の準備に入いる。 |
||
|